佐須浦周辺で、私が一番感動したのがこの景色!
タイムトリップ感を存分に味わえます。
ジャジャン。
ここは地元で「ヒシキダン」とよばれている高台です。
上ると、現在の小茂田浜や佐須川など一望できます。
入江が入り込んでいたんだろうなぁという地形も感じられます。
そして、なんといっても見張り台にピッタリ!
ここが宗助国の軍勢が陣を張ったとも伝わる場所です。
遠景はこちら。
矢印で指している小さな丘のような山が「ヒシキダン」です。
小さな高台ですが、ちょうど良い高さ。
上ってみると、この周辺で一番見張りに適してるように感じられます。
登り口はこのような感じ。
いつの頃か分かりませんが、岩盤を掘って登り口にしてます。
上がっていくと、海の安全祈願の神社がありました。海上交通の鎮守なのでしょう。
やはり、現地を訪れて自分の目で景色を見ると色々な気づきがあって楽しいですね。
実はこの「ヒシキダン」、ブラタモリでも取り上げられていました。
「ヒシキ」という名前の山があって、斜面の緩い箇所を「ダン」というので、「ヒシキダン」だと説明されていました。
私は現地で上がってみて、この山は、いわゆる灯台だったかなと思いました。
海の安全祈願はもちろんですが、舟が帰ってくる目印に松明を焚いて灯台にしていたのではないかなと思いました。
さらに、「ヒシキ」の「ヒ」から連想すると、古代の狼煙台の可能性もあるのかなと思いました。「日野」「火守」などの地名は古代の狼煙台の可能性がありますので。
現地を歩いて、自分なりに考えるのは歴史を楽しむ醍醐味ですね。
それだけ、この小茂田浜、かつての佐須浦が海上交通の要衝だということが分かりますね。